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【文京区小石川】
坂の途中に善光寺があるので、寺の名をとって坂名とした。
善光寺は慶長7(1602)年の創建と伝えられ、伝通院(徳川将軍家の菩提寺)の塔頭で、縁受院と称した。明治17(1884)年に善光寺と焼死、信州の善光寺の分院となった。従って明治時代の新しい坂名である。
坂上の歩道の真ん中にある椋の老木がある。古来、この木には坂の北側にある稲荷に祀られている、澤蔵司の魂が宿ると言われている。なお、坂上の慈眼院の境内には探田や小石川の地名に因む松尾芭蕉翁の句碑が建立されている。
”一しぐれ 礫や降りて 小石川” はせを(芭蕉)
また、この界隈には幸田露伴、徳田秋声ら文人、歌人が住み活躍した。
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前にも、善光寺坂を紹介しましたが前のものは谷中にあり、今回紹介している坂は小石川にあります。
雨に濡れた坂も風情がありますね。
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