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映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク。
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池袋ウエストゲートパーク青春編 キング誕生
石田衣良/文芸春秋

あらすじは、
高校2年生の夏。マコトとタカシは、ごくごく平凡な夏休みを過ごしていた。
タカシの兄は、高校のボクシング部の元主将で、みなからボスと慕われ、戦国状態の池袋をまとめていく。だが、そんな兄を悲劇が襲う。

文庫書き下ろし作品。
キングになる前のタカシは、こんな少年だったのかということがわかって、改めてタカシを好きになりました。
マコトも少年っぽさがある感じで、ここからキングタカシとの物語が始まります。
ドーベルマン山井が出てきていて、ちょっと懐かしいかったです。



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池袋ウエストゲートパークⅥ 憎悪のパレード
石田衣良/文芸春秋

北口スモークタワー
ギャンブラーズ・ゴールド
西池袋ノマドトラップ
憎悪のパレード

3年ぶりのIWGP。
話としては、全体的に小粒だけど、脱法ドラッグ、パチンコ依存、仮想通貨、ヘイトスピーチと今、旬の話題を取り上げているのが、すごい。
特に最初の『北口スモークタワー』は、脱法ドラッグに関する話なので、衝撃的でした。
1年前の作品ですが、もうすでにここまで潜在化した問題になっていたとは、今年になってこの問題が吹き出したのは、当然の成り行きだなあと思いました。
まあでも、前作で終わりかなと思っていただけに、マコトとタカシが戻ってきたのはうれしいです。


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政と源
政と源(三浦しをん/集英社)
東京都墨田区Y町。つまみ簪職人の源二郎と元銀行員の国政は共に73歳の幼なじみ。弟子の徹平とその彼女マミと賑やかな生活をおくる源二郎と妻と別居中の国政を中心に起こる、日々の物語。

三浦しをんさんと言えば、『まほろ駅前多田便利軒』や『舟を編む』等なかなか魅力的な作品を書いているけど、この『政と源』で初めて読みます。
じいさん二人が主人公の話だけど、ちょっとだけ格好よくなかなかおもしろかった。二人の年にはまだまだ先だけど、こんな老後を送れるのだったら、それもまたよし。


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買ってから、ちょっと経ってしまいましたが、やっと読み終わりました。



あらすじは、
名古屋の公立高校を卒業し、東京の工科大学に進んだ多崎つくるは、東京の鉄道会社に就職し、駅舎を設計管理する仕事をしている。年上のガールフレンド旅行代理店勤務の木元沙羅に高校時代に仲良し5人組を形成していた4人か ら、大学2年生のときに突如、理由も告げられないまま絶交を言い渡されたこと打ち明けた。
そして、つくるは沙羅の後押しもあって、高校時代の友人アカ、アオ、シロ、クロを訪ねることになる。

実は、村上春樹は『スプートニクの恋人』、『アフターダーク』と3作目。
なぜか、たまに読みたくなるのが村上春樹。
ということで、読んでみたけど全2作以上に謎のままで終わっている。だからと言って、思った以上に消化不良という感じにはならず、余韻を楽しめる感じ。いつも、読んで思うけどこのさじ加減が絶妙だと思います。
最初は、意味不明なタイトルも読んでいくうちに納得です。
だからといって、毎回新作を買いたいほどではないで。たまに読むからいいのかなあ〜。


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エンジェルフライト 国際霊柩送還士""
エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (佐々涼子/集英社)

あらすじは、
国際霊柩送還士という仕事を行っているエアーハウスインターナショナルにまつわる人々を描いたノンフィクション。

この本の存在は、去年から知っていました。
読むきっかけとなったのは、今年初めに起きた日揮の社員が犠牲となったアルジェリア人質拘束事件、グアムでの無差殺傷事件と海外で日本人が亡くなる事件が立て続けにおき、その時にこの本の存在を思い出したことです。
国際霊柩送還士とは、海外で亡くなった日本人の遺骨や遺体を日本に搬送し、日本で亡くなった外国人の遺骨や遺体を祖国へ送り届けるというのが主な業務である。
この本では、実際にどのようにして、異国の地から遺体を運んできて、遺族に帰してあげるのか(または、日本からどうやって祖国の地にいる遺族に帰してあげる)ということを、書いてあり、どういう心情で国際霊柩送還士という仕事をしているのかということを取材して書いてある。
こんなにも国境を越えて、遺体を運ぶことが大変だと思いませんでした。一人一人は、亡くなった状況が違うし、遺体の対応も違ってくる。それでも、エアーハウスの人々は遺族にとって唯一の遺体のために、誠心誠意対応する。読めば読むほど、ただ頭が下がる思いでした。
海外で事件が起きるたびに、エアーハウスのことが思い出されます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
エアーハウスインターナショナル http://www.airhearse.com


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真綿荘のじゅうにんたち
真綿荘の住人たち 島本理生/文芸春秋
あらすじは、
大和葉介は、大学進学のために北海道から上京してきた。母のつてで真綿荘に下宿することになった。
真綿荘には、事務員の椿さん、大学生の鯨ちゃん、大家の綿貫さん、大家さんの内縁の夫の晴雨さんが住んでいました。それぞれが悩みながら一つ屋根の下で暮らしている。

久々のブックレビューで、これまた久しぶりの島本理生。
過去には、『リトル・バイ・リトル』、『ナラタージュ』『大きな熊が来る前に、おやすみ』、『クローバー』、『君が降る日』と6作目。
6編からなるんだけど、それぞれ別の視点から書かれているのでちょっと戸惑いました。特に5編目は急に過去に遡るので・・・。
そして、ラストの綿貫さんと晴雨さんの関係は、結婚という他人同士の関係ではなく、親子という強固な身内の関係にすることによって、一生一緒にいることが大事なんだあなと思いながらも、ホントのところはよくわからないと思ったのが素直な感想です。


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凸凹を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩
凸凹を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩(著/皆川典久 発行/洋泉社)

高低差マニアに大好評(?)のスリバチ本。一時、売り切れた店もありました。
ここでいう、スリバチとは谷に囲まれた窪地のこと。
おいらの研究対象の坂もスリバチに関連があるので、大いに参考になります。
谷底には川が流れ、そこに向かうために道が出来、それが坂となり、やがてその坂に名前が付く。
おいらは、坂は線として捉えているけど、スリバチは面。
なかなか、興味深い本です。


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