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【文京区l小石川】
「堀坂は中富坂町の西より東の方。即ち餌差町に下る坂をいふ。もと其の北側に堀内蔵助(2300石)の邸ありしに因れり。今坂の中途に”ほりさか”と仮字にてしるしたる石標あり。
此坂は従来宮内坂又は源三坂と唱へたるものにて。堀坂といへるは其後の称なりといふ。」(『新撰東京名所図会』)
こ の場所の北側に旗本堀家の分家利直(後に利尚、通称宮内)の屋敷があったことから、この坂は別名「宮内坂」と名付けられた。また、当地の名主鎌田源三の名 から「源三坂」ともいわれた。「堀坂」という名称は、文政(1813~1830)の頃、堀家が坂の修復をして「ほりさか」と刻んだ石標を建てたことからい われるようになった。
坂下に”こんにゃくえんま”の伝説で名高い「源覚寺」がある。
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