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『青空感傷ツアー』以来の、柴崎友香。
この間に2作出ているんだけど、読んでいないんですよね。まあ、それはそのうち読もうと思います。
今回も舞台は大阪かと思いきや、今回の舞台は東京。でも、登場人物は関西弁をしゃべる人が多いです。
あらすじは、
会社を1週間休んで、大阪から東京へ出て来た有麻。その目的は、会いたい人がいて、あの夜のことを確認すること。
この人の作品は、基本的に好き。
なんでもない日常をどう見るか、そのセンスがこの人はいいものを持っていると思う。
前回もそうだっけど、印象に残る台詞がある。
「(前 略)なんか急に、いつもと違うこととか新しいことをやってみようとか思う瞬間があって、それでいつも実際にやるわけじゃないけど、たまにはほんまにやって みるときがあって、なんでわからんけど、できるときがあって、そういうのだけがちょっとずつ変えていけるんちゃうかな、なんかを」
この部分を読んだ時、そういうえば心当たりあるなあと思った。
こんなに印象に残る作家さんは、ホントに珍しい。
ただ、こういう作品はいかに締めるのかが難しい。
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