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映画の感想が多いですが、決して映画ブログではありません、 坂探索は、ケイゾク。
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メトロガイド11月号
東京メトロ構内で配布されている『メトロガイド11月号』は坂特集です。
目白台・小石川・駒込の3コースが紹介されていました。
どれも魅力的なコースですね。
全部で34の坂が紹介されていますが、おいらが行ったのは10坂。
こうやって改めてみると、文京区の坂は行っているようで実は行っていないことが判明。
この方面も少しずつ廻らなくては・・・。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
メトロガイド  http://www.metroguide.jp

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カーサ ブルータス編集
もっと知らないと恥ずかしい!
日本建築、デザインの基礎知識。PART2
(マガジンハウス)

近頃は、こんなものを読んでいます。
最近というかだいぶ前から、建築に興味を持ち始めた。
きっかけは、街を歩いていると、時折古い建物に出会うことがある。でも、全く建築の知識がないので、「古いなあ~」で終わってしまった。
そこで、少しでも建築の知識があったら、また楽しいだろうと思って買いました。
読んでみると、これが初心者のおいらにはとてもわかりやすくて、飽きがこないです。

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警官の血(上)より続き

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『警官の血 下巻』佐々木譲/新潮社

あらすじは、
民雄は特命の過激派潜入任務を果たし、念願の制服警官となる。勤務は父と同じ谷中の天王寺駐在所。そこで、父の死の謎に関わる二つの事件を調べる。しかし、真相を掴みかけた時に、凶弾に倒れてしまう。そして、殉職。
また、和也も警察官となり、3代続く警視庁警察官となる。
そこで,父が歩んだ道と同じように特命を受ける。
それは、警務部員として、刑事部に潜入して疑惑の豪腕刑事加賀谷の素行調査をするものであった。
そして、そこで驚愕の事実を知ることになる。

上下巻を通し、読み終わって警官の血というタイトルに相応しいなあと思った。
もちろん、親子3代に渡る話しというのもあるけど、警官独特の性格というか性質というかそういうのも含んでつけられたタイトルだと思いました。
なんだか、親子3代の話しなので中だるみするのかなと思ったら、決してそんなことはなく逆にボリユームのある作品でした。

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『警官の血(上)』佐々木譲/新潮社

2008年版『このミステリーがすごい』国内部門1位の作品です。
あまりミステリー物を読まないんだけど、『このミステリーがすごい』(後略このミス)は毎年必ずチェックします。
この作品は、上下巻に分かれていて、今回は上巻を紹介します。

ストーリーは、
いまだ戦後の混乱の続く昭和23年、安城清二の警官人生が始まった。配属は、上野警察署。家族と一緒にいられる駐在所勤務が希望で、やがて天王寺駐在所勤務を命じられる。その警官人生の中で、二つの不可解な事件が起きる「男娼殺害事件」と「国鉄職員傷害事件」。
そしてある夜、清二自身も不可解な転落死を遂げる。
清二の息子である民雄も父の死の真相を調べるために警察官になる。
しかし、民雄に命じられた任務は北大過激派の潜入捜査だった。
というのが、上巻までのあらすじ。

実は、『このミス』が発表される少し前に新聞の書評でみかけていて、ひそかに注目していました。ところが気がついたら『このミス』で1位に選ばれていたので、それで買ってしまったという本です。
このところ、『沈まぬ太陽』以来、がっつりとした物を読んでいなくて、そろそろ読みたいなあと思っていたんだけどね。ミステリーは、映画化もされた横山秀夫『半落ち』以来です。
まあ、久しぶりにミステリーを読むとその世界に引き込まれますね。結構、厚い本なんでけど、一気に読んでしまいました。
ということで、下巻に続きます。

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『クローバー』角川書店/島本理生

クローバー
島本理生の最新作。
ホントは『あなたの呼吸が止まるまで』を読むつもりだったけど、『クローバー』とたて続けに出たので、こちらをチョイス。

双子の姉弟、華子と冬治は大学に通うために、実家を離れて、東京で一緒に暮らしている。
そんな姉弟に華子には、強力な求愛者・熊野氏。冬治には、挙動不審な雪村さん。
この双子の恋愛はどうなるのか?
というお話です。

あとがきにも書いてあるんだけど、最初は姉・華子が中心となって展開していくんだけど、次第に弟・冬治にストーリがシフトしていきます。
おいらとしては、もっと華子に色々な恋愛をしてほしかったなあと思います。
でも、後に出てくる冬治の話しは、じわじわと後から心に染みてきます。
男がこの冬治の話しを読んだら、共感できると思うんですよね。なんか、ついつい失敗しがちな例として、わかると思います。

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鉄塔 武蔵野線
『鉄塔 武蔵野線』ソフトバンククリエイティブ/ 銀林みのる

1997年に映画化された『鉄塔 武蔵野線』の文庫完全版。

夏休みも半ばを過ぎたある日のこと、5年生の見晴は近所の鉄塔で番号札を見つける。その名は『鉄塔武蔵野線75ー1』
見晴は、仲のいいアキラを誘い一号鉄塔まで武蔵野線を遡る。
という、ロードストーリ。

少年時代、自転車でどこまで行けるのか?
そんなことをやっていたことを思い出しました。あとで、地図でみるとたいした距離ではないんだけど、でもその間には初めて見る風景や人ばかりなので、新鮮を通りこして、探検しているいような気分だったのを覚えています。
都会では、鉄塔を見ることはないけど、郊外に出れば鉄塔は見られます。鉄塔は見ているはずなのに、見えてないような存在感。
この本を読むと、一口に鉄塔と言っても色んな種類があることがわかる。
そして、実際に鉄塔を見ると「男鉄塔だ。」「女鉄塔だ。」と心の中でつぶやいてしまします。
そんな、ちょっとうれしくなる本です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
鉄塔調査隊 http://www.actcine.com/tetto/

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最近、注目株の森見登美彦の最新作。153.png
話のあらすじは、
下鴨家の父、総一郎はあっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは、母と頼りない四兄弟。長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、次兄矢二郎は引きこもり、三男矢三郎は面白主義がいきすぎて周囲を困らせ、末弟矢四郎は頼りない。
実は、これ人間ではなくて狸の話し。
そこには、宿敵の夷川家の阿呆兄弟・金閣&銀閣、人間に恋をして能力を奪われ落ちぶれた天狗・赤玉先生、天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天。狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こすお話しです。

感想としては、一言で言うとおもしろかったです。
本を読んで、クスリと笑ってしまいました。なんか、ジブリが映画化にしても不思議ではないお話ですが、この世界観が一気に好きになってしまいました。
主人公の矢三郎はもちろんいいけど、敵役の金閣・銀閣も阿呆っぷりが憎めなくて、いいキャラを醸し出しています。
続編もすでに執筆中ということなので、次作も楽しみな一冊です。52.png

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