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京都紅葉便り━東福寺 其之弐━からの続き

東福寺方丈庭園南庭
庫裡を抜けると方丈庭園の南庭が見えます。

方丈八相庭園。
近代日本を代表する作庭家重森三玲(1896〜1975)により昭和14年(1939)に完成された庭園で、鎌倉時代庭園の風格を基調に近現代芸術の構成美を融合している。
広大な方丈には東西南北に四庭が配されて、「八相の庭」と称されている。方丈の四周に庭園を巡らされたものは、東福寺の方丈のみである。
「八相の庭」とは、四庭に配された「蓬莱」「方丈」「瀛洲
」「壷梁」「八海」「五山」「井田市松」「北斗七星」の八つを「八相成道(釈迦の生涯の八つの重要な出来事)」に因んで命名されたものです。

東福寺方丈庭園南庭
南庭
広さ210坪の枯山水庭園である南庭は、「蓬莱」「方丈」「瀛洲」と呼ばれる四仙島を18尺の長石を基に巨石を剛健に配し、渦巻く砂紋によって「八海」を表す。西方には、「五山」になぞらえた築山を置いている。
南正面に設けられた向唐破風の表門は昭憲皇太后の寄進と伝わる。恩賜門とも呼ばれている。

東福寺方丈庭園西庭
西庭
さつきの刈り込みと砂地とをくず石で方形に区切り、大きく市松模様に図案化する。井の字に等分した古代中国の田制「井田」に因み。「井田市松」と呼ばれる。
北庭に続く途中には「通天台」と呼ばれる舞台が設けられ、眼下に「洗玉澗」を一望できる。

IMG_6296.JPG
通天台から通天橋を望む。

東福寺方丈庭園北庭
北庭
ウマスギゴケの緑との対比も色鮮やかな市松模様の敷石は、恩賜門に使われていたものである。

東福寺方丈庭園東庭
東庭
雲文様地割に円柱の石で北斗七星を構成し、北斗の庭と呼ばれる。
北斗七星に見立てた石は、もと東司の柱石の余石を利用したもの。後方には、天の川を表した生垣が配され、夜空が足元に広がるかのよう小宇宙を造り出している。


京都紅葉便り━東福寺 其之四━へ続く。


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